ヴァイオリン・ガラコンサート

2004年12月26日

白石 隆生10期生
それぞれの画像をクリックすると大きい画像が見れます。画像は上から演奏順。


桐朋学園音楽部門同窓会は2002年の創立50周年に、名誉会長の小澤征爾指揮によるオーケストラ・コンサートと、ピアノ・ガラコンサート(田崎悦子、中村紘子、野島稔、神谷郁代、羽田健太郎、岡田博美、伊藤恵)を行い大きな成功を収めました。



戸田弥生さん

加藤知子さん
徳永ニ男さん


この「建学の精神」を次世代に伝えるために、同窓会はさる12月26日に東京オペラシティホールで、桐朋学園が生んだヴァイオリンの名手による「華麗なヴァイオリン・ガラコンサート」が行われ、さすが《弦の桐朋》と謳われるにふさわしい素晴らしい内容で名曲の魅力を充分に披露、大成功を収めました。



久保陽子さん
潮田益子さん

鈴木秀太郎さん


多くの聴衆を前に、先ず若手の戸田弥生がイザイの「無伴奏ソナタ第1番・第6番」を集中力の高さで聴衆を惹きつけ、加藤知子はブラームスの「ソナタ第2番」を詩情ゆたかに表現、徳永ニ男はチャイコフスキーの「メロディ」と得意のラヴェルの「ツィガーヌ」を力強く演奏。和波孝禧の心に沁みるバッハの「無伴奏パルティータ」、久保陽子はサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」とフバイの「そよ風」を情感こめて、潮田益子はシュニトケの「ソナタ第1番」を円熟した演奏で聴衆を魅了、米国で活躍する鈴木秀太郎はシマノフスキーの「アレトゥーザの泉」と、サラサーテの「バスク奇想曲」を経験豊かな演奏で聴かせて、見事に華やかな演奏会を締めくくりました。共演のピアノの伊藤恵、林絵里、佐々木京子、セイダルガ・鈴木の好演も印象的でした。





このように個性豊かなソリスト達を年代順に聴くと、半世紀にわたって受け継がれた桐朋学園との教育の理念が大きな実りとなったことを実感しました。

今回の演奏会を聴いた新学長の堤剛氏は、「今日の素晴らしい演奏を齋藤秀雄先生が聴いたら、どんなに喜ばれたことでしょう。このような優れた演奏家たちを生んだ学園の学長となった重責をあらためて実感した」と語っています。同窓会は今後もコンサートを通して、建学の精神と伝統の継承、後進の育成、日本の音楽界の発展に寄与していく方針です。 (文中敬称略)

photo:K. Miura

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