2008年同窓会主催 チェログランドコンサートを終えて

同窓会理事 事業部長 第3期 千本博愛

2008年11月3日

 

チェロ・グランドコンサートは天皇皇后陛下ご来臨の下、今日の日本のチェロ界を背負って立つ錚々たるメンバーによる演奏で、満員のサントリーホールを豊かなサウンドと興奮で聴衆を沸かせ、大変好評且つ素晴らしい演奏会となりました。

 

しかし、この結果に至るまでは、実に色々な努力と苦労が有りました。私、今回の企画の事業部長として少々経過をお話したいと思います。

まずは、二年以上前より同窓会理事会の10人の演奏企画委員が、数回に及ぶ会議を重ね、ホールの確保から始まり、8名のコンサート実行委員の選出。

 

そして実行委員会において演奏者の人選!! 桐朋出身の優秀なチェリストは沢山おりますが、この演奏会の為に約一週間の拘束を第一条件として、数十人の人選をし、出演可能か否かの確認を取る作業を始めたところ、海外在住者を含む多くのチェリストから出演OKという返事が有り、我々が考えていた第2団の方々への依頼は必要なくなってしまい、我々実行委員もびっくりした次第です。

又、桐朋の学生に対してもオーディションを行い、その結果2名の学生が選出され、全員で37名の出演者が決まりました。

 

さて、その後は曲目選び、そしてなかなか大変な仕事の一つである演奏者の席順です。演奏家たちのプライドを損なわず、尚且つ公平である事が重要です。そこで、実行委員一人一人が案を提出し、それをまとめて決めるという、気の遠くなる作業を経て席順が決まり、楽譜の発送に至りました。

 

この頃からサントリーホールのチケット販売も始まり、同窓会事務局のスタッフ皆さんの最も大変な仕事が始まった訳です。

古今東西、世のチェロ族はいつも良きにつけ悪しきにつけ結束が固いと言われていますが、今回の桐朋チェロ族の結束の固さには中々の物があり、チケットに関しても、同窓会の方々は勿論の事ですが、出演者の方々の協力が大変大きく、8月中には殆ど完売という喜ばしい結果となりました。

 

 

又、東京公演以外に10月3日名古屋愛知芸術劇場、4日富山オーバードホールでの公演も決定し、東京公演のNHK収録も決まり、いよいよ9月30日のリハーサル開始!!

 

最初から和気藹々とした雰囲気で、皆で音楽作りに専念、時折学生時代の頃をふと思い起す様な一面も垣間見える中、3日間のリハーサルを終え、翌日初日の名古屋へと出発、翌4日富山でのコンサートの後直ちに東京に戻り、5日の朝11時からサントリーホールで、公開リハーサル、そして15時より本番、というハードスケジュールでした。

3公演とも曲の度々で椅子の並び替えと出演者の出入りがありましたので、その間、聴衆の皆様と出演者とのコミュニケーションも兼ね、この私が司会を務め(写真)、数人の演奏家から色々なお話を聞かせていただき、満員の聴衆の中、我々の演奏はグランディオーソの幕を降ろしました。
公演終了は、天皇皇后両陛下と数人の出演者とのご歓談がありました。

 

そして両陛下をお見送りした後、打ち上げ会場にて三公演の成功と出演者の今後の活躍と健康を祝して乾杯!!

 

数日後「実にすばらしい楽しいコンサートで興奮しました。また是非、演奏会を企画してください!!」と多くの方々からの賛辞を頂き、やって良かったと実感しました。

最後に、今回の成功には同窓会の皆様方の大きな理解と協力があってのことですが、特に名古屋・富山の公演に際しての、各支部の方々のご協力に対し、この場を借りて感謝と御礼を申し上げ、私の文を締めくくらせていただきます。

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